AWAREは、医療の現場に根差した
観察と対話の実践を通じて、
人と人の関わりの質を高めます。
医療の現場では、数値や記録だけでは捉えきれない情報に 向き合う場面があります。
表情。沈黙。しぐさ。言いよどみ。場の空気。言葉になる前のサインを受け取り、限られた情報の中で 観察し、対話し、見立てていく。
その実践知が、AWAREの原点です。
この試みは、2019年、医学部1年生に向けた授業 「名画で鍛える診療のエッセンス」から始まりました。 アート作品を前に、よく見て、気づきを言葉にし、他者と対話する。
正解のない状況を安全に、繰り返し体験できるこの方法は、 医学生から医療従事者へ、そして美術館・教育機関との連携へと 広がってきました。
いま、AWAREはこの知を医療の外へ—— 企業・教育・一般の現場へひらくために活動しています。
AWARE(アウェア)という団体名称には、ふたつの響きを重ねています。
英語の aware(アウェア)——「気づいている」ということ。
日本の古語「あはれ」——ものごとの微細な変化や儚さを、 そのまま受け止める感性。
小さな変化に気づくこと。 ことばにならないものを、急いで結論にせず、まず受け止めること。 名前そのものが、私たちの実践のかたちです。
対話型鑑賞とは、作品についての知識や正解を学ぶ場ではありません。 作品をよく見て、気づいたことや感じたことを言葉にし、 他者と共有しながら見方を深めていく実践です。
同じ作品を見ていても、人によって目を向ける場所は違います。 感じることも、思い出すことも、解釈も違います。
その違いを否定せず、対話を通じて受け取り直すことで、 自分の見方の癖や、他者の視点に気づいていきます。
AWAREでは、対話型鑑賞を目的ではなく手法として—— 観察力・言語化力・コミュニケーション力を育てる実践として、 医療・教育・企業の現場に展開しています。
小さな違いやサインが見過ごされるとき、 すれ違いが生まれ、関係や判断が少しずつ損なわれていきます。
AWAREは、観察と対話の知を育み、関わりの質を高めることを通じて、 一人ひとりの声が尊重される社会を目指します。
小さな変化を、見落とさない。
すぐに断定せず、曖昧さにとどまる。
判断の前に、対話する。
一人ひとりの声と存在を尊重する。
実践知を、社会にひらく。
医療現場で求められる観察力・対話力を、アートを活用したプログラムとして体系化。医学生・医療従事者・教育関係者を対象に、対話型鑑賞を用いた研修・授業・講演を実施。
2019年より、医学部の授業「名画で鍛える診療のエッセンス」を担当。
2020年からは「ミルキク」として、医学生・医療従事者を対象に、 観察力・言語化力・コミュニケーション力を育てる 教育プログラムを企画・実施してきた。
美術館や教育機関との連携を通じて、医療現場で必要とされる 「みる」「きく」「考える」「言葉にする」力を、 アートを媒介に育てる実践を重ねている。
代表理事
森永 康平
設立
2026年4月
所在地
〒321-0967 栃木県宇都宮市錦3-7-11
事業内容
研修・講演・教育事業の企画運営
調査研究、出版・デジタルコンテンツ制作等