2025年3月15日(土)、宇都宮美術館(講義室および展示室)にて、講演会・ワークショップ「アートが拓く医療と教育の未来」を開催しました。
当日は医療・教育関係者、学生をはじめ、テーマに関心を寄せる一般の方まで様々な方にご参加いただきました。本事業は「栃木県文化振興基金助成事業」として、参加費無料で実施したものです。
近年、アートを通じた教育手法が世界的に注目されています。本企画は、主催者である森永が実施している、県内美術館と連携した医学生への教育プログラムの実践と感触をもとに、「その成果を地域・社会へ報告し、還元すべきではないか」という思いを背景に企画したものです。
学校現場で「朝鑑賞」を実践されてきた沼田芳行先生(元・所沢市立向陽中学校校長)に、「私の居場所ができる朝鑑賞 〜みんなが認め合うこれからの学校〜」と題してご講演いただきました。
生徒が主役の学校づくりを、そこにいる職員とともに進めてこられた実践の記録は、教育現場に限らず、人が認め合う場をどうつくるかという問いに通じるものでした。続くパネルディスカッションでは学校と医療、それぞれの現場で「みる」ことがどう効いてくるのか、率直な意見が交わされました。
森永康平(ミルキク/獨協医科大学非常勤講師)を座長に、美術館所蔵作品を題材とした対話型鑑賞を小グループで体験いただきました。
同じ作品を前にしても、目を向ける場所も、そこから生まれることばも、人それぞれに違います。その違いを否定せず、対話を通じて受け取り直す時間を、参加者のみなさんと共有しました。
調べればわかることが増えるほど、その場でしか感じ取れないことの価値は高まっています。学びの場で顔を合わせ、互いの解釈がぶつかり、深まっていく——二度と繰り返すことのない時間を、宇都宮美術館という場で分かち合えたことに、心より感謝いたします。
ご参加いただいたみなさん、開催にご協力いただいた関係者のみなさん、ありがとうございました。
日時:2025年3月15日(土)13:30~16:30
会場:宇都宮美術館(講義室および展示室)
参加費:無料(栃木県文化振興基金助成事業)
主催:森永康平(獨協医科大学 教育企画委員会 非常勤講師/ミルキク 代表)